『愛,断了線|スカイ・オブ・ラブ』(滕華濤)
不思議な無線機を通して、現代と20年前の時代の間で話をしてこころを通わせるふたりの物語。ふたりには超えられない運命があって、それを静かに受け入れるところがとにかく切ない。とても似た設定の「イルマーレ」という映画があって、それは2年を超えて2人は手紙を交換し恋をして、運命も変えようとする。運命を変えるのは欧米的、運命を受け入れる方がアジア的に感じる。私には、似た設定でもこっちのほうが好きかな。
そういえば、2008年には日本で、今度は携帯電話が明治時代にタイムスリップして通話して恋をさせる映画ができるようだ。3度目のどじょうを狙うのは、さすがにきついな。