『気球クラブ、その後』(園子温)

気球が大好きなクラブのリーダーは、好きな女と地上ではしっかり向き合えなくて、すぐ空に逃避?するようないような幼い男。まわりの男もそろいもそろって、さしたる目標もなく、それでも真剣に探すわけではなく、危険のない漂流をするように学生時代を過ごす。軟派なボヘミアン男たち。女の方が男どもよりは現実と向き合っていて強い。昔の大学生って(今もか?)たしかにそんなところあった。何だか全編、ちょっと苦い想い出のような映画だった。郷愁をそそられたけれど、あんまり、こういう大学生は肯定したくない。ますます日本が没落するから。


「翳りゆく部屋」も、懐かしくはあるけれど、今の時代になってまであんまり浸っちゃよくない唄だな


でも、時効警察第4話コンビ(永作博美園子温)は、個人的に応援したいパターン。