『死ぬまでにしたい10のこと』(イザベル・コイシェ)

人生の期限がわかるときがきたら、あるいはいつそんなときが来てもいいように、一刻を充実させて、そしてまわりのことも考えて優しい生き方をしていなければいけないな。目の前のことをやらなければならないからと、ついついそれを言い訳にして、流されて時間を消費してしまってたな。反省。あと10分でひとつ歳が増えるけれど、あらためて、大切に生きよう。


しかし、この映画も邦題は失敗している、というより間違っている。「My Life Without Me」の方が絶対よい。実際ストーリーは「人生の残りを充実させるために10のことをしよう」ではなく、ほとんど「自分の周りの人たちに希望を残していくこと」だったから。


あと、癌という病気、そのときが来るまで、本人や家族の考え方次第で余命を濃く生きることが可能なのだという考え方もできる。同じ死ぬなら、突然の死よりもよいかも。もちろん、実際苦しみや痛みは、患者になってみないと分からないし、ひどいと堪えきれないほどのものだとも聞くので、知らない自分が単純にそっちの方がいいなどとは言えないけれど。