『おくりびと』(滝田洋二郎)


テーマがいい。よくぞこのテーマ『納棺師』を映画にした。俳優も、もっくん、いい(呼び方が古い(苦笑)。流れるように自然でスムーズな手さばき、指先まで演技をしている。チェロを弾く姿も含めて、美しい。山崎努笹野高史もすばらしい。


だからなのだが、あまりにも惜しい、広末涼子が。彼女のせいではないと思うが、ミスキャストではないかと思う。彼らと比較するのはかわいそうかもしれないが、対等に語れない。残念だけれど。


もうひとつ残念なところ、最後はもっと丁寧に終われなかったものか。ぶち切り感が残った。