アメリカ

『暗くなるまで待って』(テレンス・ヤング)

ヘップバーンの盲目女性の演技とサスペンスをふつうに楽しめた。 見ようと思ったきかけは、先週、「暗いところで待ち合わせ」を見たので、同じ設定の昔の名作もこの際ちゃんと見ておこうと思ったこと。どちらも、主演が盲目の女性(ヘップバーンVS田中麗奈)…

『バベル | BABEL』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)

ここまで涙が流れ、人が泣き、叫ぶ映画を初めて見たかもしれない。他人が涙を流すまでのプロセス、善人の涙の訳ををたくさん。それも伝えたいのに伝わらないもどかしさの結果表現としての涙。なんだか最近、喜怒哀楽が減って、めったなことでは涙を流してい…

『不都合な真実』(デイビス・グッゲンハイム)

この映画、見るべき。見て自分を反省しない人、襟を正そうと思わない人は、ほとんどいないはず。 出てくる地球温暖化に関係する事実のほとんどは、前から知っていた。 でもそれに対するとらえ方は、 北極の氷は40年間で40%縮小した。(ふーんそうかー) 南…

『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド)

アメリカ編は、知識としてあたらしい収穫はあったけれど、一本の映画としてみると、金額分の価値はなかったかなと思った。けれど、日本編も見て、アメリカ編は予習だったのだと捉え直すと、意味があったなと考え直した。アメリカ側の物語と日本側の物語の2…

『コーヒー&シガレッツ』(ジム・ジャームッシュ)

★★★ 去年観た映画を、今頃、日記に書いているのもどうかと思うのだが、何で?というと、、、明日11月22日は、トム・ウェイツのすごい久しぶりの新譜が発売されるのだ。『オーファンズ』(EICP-736〜8 税込6,300円:オリジナル・タイトル『Orphans:Brawlers, B…

『ブロークン・フラワーズ』〜ダメな人生も愛おしい〜(ジム・ジャームッシュ)

ずいぶん前に観たんですけど記録しときます。もう大学時代以来の長いジム・ジャームッシュファンなので、色眼鏡かかっちゃっているんですが、それなりに楽しめちゃう映画でした。同世代だったら、満足できる確率高いです。個人的には、前作のコーヒー&シガ…

『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド)

この映画、硫黄島の戦いを題材にしてアメリカ側と日本側の目線で描き分けた2部作のアメリカ側編。なので、12月公開の日本編を見ないで何か個人的にも評価みたいなものを下すのはよくないなということで、積極的に保留です。ただ、2つほど気づき(宿題)があ…